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オーガニックトレンドの裏側を知る Natural living

以前アメリカ最大のオーガニック会社、ホールフーズで働いて以来、自然食品、いわゆるオーガニック、(ヨーロッパではビオ(BIO)と呼ばれるもの)をできるだけ日々の生活で取り入れるようにしています。私がオーガニックな生活を中心にしてから長い間約10年ほど、ブログにオーガニックについて書かなかったのは理由があり、それはブログを開いたのにパソコンが好きではなくて単に書いていなかったのと、日本でもオーガニックが流行りだした頃にただオーガニックに飛びつくトレンドオーガニック女子が書いてます、みたいになってしまいたくなかったからという理由です。

そして一番の理由はオーガニックという言葉にはこだわっていないからです。というのは私の目標は自然なものを取り入れることということなので、(加工食品、食品添加物、遺伝子組み換えではないナチュラルなもの)オーガニックは有機だけれど無農薬であるというわけではないのでむしろ無農薬で、ナチュラルに育ててあればそちらのほうがなお良いのでオーガニックという言葉は気にせずに表示をしっかりみてどちらのほうが自然に近い食べ物かチェックします。

ただ、できるだけ自然な食べ物を食べたいとなると、ビオストアに行くのが一番自然なものが購入できるのでときどき行きます。それなので、オーガニックトレンド、には興味がないのです。ノニジュース今すごい流行っていていいよ、と言われても、この地球はマネーメイキング、ビジネスの世界なので、ノニジュースを流行らせている会社や、広告を使いノニジュースがどれだけ健康によいかというアピールがすごいだけでその裏側について考える人はあまり多くないなぁと考えてしまいます。

私たちの真の健康へ導くためと、環境問題などを考慮してノニジュースを例にあげると、ノニジュースは私たちに本当に必要?という疑問がでてきます。10年前はノニジュースについて何も知らなかった私たちがある時から、遥か遠くからやってきたノニを消費し始める。ノニの需要は膨大し、そうするとノニの生産国へはどのような影響がでているのだろうなどと考えてしまうのです。最近、久しぶりに会ったカリフォルニア出身のアメリカ人のカップルの友人とたまたまキヌアの話になり、二人はキヌアの話をし始めました。

友人はこう言います。「ペルーののキヌアの話は知ってる? ペルーなどでは、キヌアってね、低所得層の地元の人たちにとって重要な食料だったのよ。アジアでいったら、お米、主食みたいなもの、栄養価が高いしね。それなのにある時から、ビックカンパニーが、キヌアはものすごい栄養価がある、キヌアはスーパーフードだってアメリカや先進国で宣伝し、売り始めた。そしてハリウッドでキヌアが流行り、オーガニックカフェにいけばだいたいキヌアサラダが売られるようになった。キヌアのビックビジネスね。彼らはがっぽがっぽよね。でもさ、私たちにキヌアは別に必要なくない?私たちは幸運なことに先進国に生まれ比較的裕福なほうだから、キヌアに頼らなくても大切な栄養はちゃんとほかでとれる。私たちがメディアに踊らされてキヌアを買うせいで地元の人たちがどうなっているかってことにもっと目を向けないといけないのよ。」

最近流行っているキヌア、いいよね、の会話より久しぶりに真実に近い会話をできた感じ、私はカフェで友人と会話をさらに続けた。

キヌアの話を続けると、いままでは先進国では知られていなかったキヌアが爆発的な消費されるようになってから、キヌア生産国の小売り価格の高騰を招いている。 世界的なキヌアの需要が高まるにつれ原産国であるボリビアとペルーではキヌアの消費が減っている。価格が3倍にも跳ね上がったしまったからだ。つまり、私たち先進国の人たちが誰かの人生を間接的に変えようとしてしまっている。つまり、キヌアを本当に必要としている人たちがキヌアを買えなくなってきている...。その反面、キヌアを生産している農家は前よりも少し生活が豊かになった為良いではないか、といわれたりもするが、それによって起きていることは昔は伝統料理を食べていたキヌア生産農家の食生活が崩れ、ジャンク化しつつあるというのである・・。

それでも私たちは国際問題に関与していないといえるのだろうか。ヘルシーキヌアサラダをオーガニックカフェで注文して午後はヨガ・・最高にヘルシーな私・・でもその裏側では何が起こってるのか。そして、真のオーガニック、ナチュラル生活とは一体何なのか。日本発祥のマクロビオティックダイエットにはこのような考え方があります。

体と土地は一体ととらえる「身土不二」

身土不二とは、「体(身)と環境(土)は別々のものではない(不二)」という意味で、一体のものであるという考え方。例えば、熱帯地域で育つ水分豊富な野菜や、熱を下げる効果のあるフルーツは、暑い気候での暮らしには欠かせない物だけれど、寒い地域で食べすぎれば体を壊す可能性がある。その季節と土地に合った物を食べることや、四季それぞれの旬の食材をとることが、自然に調和し、体のバランスをとることにつながる。簡単に言えば旬のものを食す、ということ。今の季節ならかぼちゃ、大根、ごぼうなど。

あなたの住んでいる国、もしくは日本にはすでにスーパーフードがたくさんある。何千マイルも遠くからやってきたものを買うより、その土地で育ったものを食すほうがずっとあなたの体に合っているのです。

例えば、梅干しは日本のスーパーフード!

梅干しは体を温め、疲れを取り万病を予防する効果、酸性に傾いている体をアルカリ性に戻してくれる効果、そしてあなたが地域、地元の梅干しなど、身近にあるスーパーフードを購入することによって地域の人も喜んでくれます。

私は地元に帰ったときは必ず近くのマーケットで自然栽培されて作られている梅干しと味噌をおじさんから購入しています。私の祖母が健康系テレビでバナナが体にいいから、健康バナナダイエットがブームなのよ、といってバナナを買い込んでいたあと、最近は体が冷えてしょうがないと言っていたので、バナナは体を冷やす作用があるから食べすぎないほうが良いよ、と祖母に伝えました。

ココナッツオイルなども熱帯で育つものなので、温帯地方で育った日本人の体にはそこまで合っていません。

熱帯で育つフルーツ、パイナップル、ココナッツなどはその土地に合うように育つので体を冷やします。私が10年前から勉強している インド・スリランカで生まれた約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学といわれているア―ユールヴェーダの施術の中でも体が熱をもっているとき、ピッタという火の要素が過剰になっているときはココナッツオイルと使ってマッサージするとよいと教わりました。そんな冷却作用のあるココナッツを冬に取り入れたら、より健康になるためにと思って購入した商品が逆にあなたの体を冷やして、さらに冷え性を促進させてしまうかもしれません。

どうか気づいてください。地球環境、世界の国際問題、あなたの健康を考慮して、あなたに必要なものはすべてそばにあります。真のオーガニックライフ、健康はすぐそばにあります。 With love,

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