Nettle herb
ここではヨーロッパで一般的に家庭で取り入れられてるナチュラルレメディーハーブ達をご紹介します。今回紹介するハーブは私が自宅でもいつもハーブティーとして飲んでいるハーブ達です。
最初はネトル。私が一番好きなハーブでもあり、以前ホールフーズで働いていたころに見つけたのがネトルです。日本では日常的にネトルティーは飲まれていないかもしれませんが、近年は日本でも花粉症などアレルギー症状軽減に対する有効性が報じられたことで注目が高まっているそうです。
ネトルはヨーロッパ原産のハーブで、普段歩いていても至る所でみられる植物です。北アメリカでもよくみられます。
ネトルは最強のデトックスハーブティー！といわれ、ヨーロッパで紀元前から薬用として用いられてきたハーブで日常的に料理やハーブティーとして使用されています。ヨーロッパでは血液を浄化する作用があると知られ、ビオストアなどでよく販売されています。家の周りを散歩をしているときもネトルが一面に生えているのをよく見ます。散歩にいくと、そこら中ネトル、ネトル、ネトル、ただネトルです。(笑) ただ、葉や茎にトゲがあるため素手で触ることはできません。試しにさわってごらんと言われ、触ったことがあるのですが、本当に針のようで痛かったので。。その名の通りネトルの名は英語で針を意味するニードルに由来しているそうです。ちなみにヨーロッパではネトルのスープを作ったりもします。
ネトルには血液浄化作用だけではなく、ビタミンや鉄分が豊富に含まれていて、貧血の予防にも効果や、風邪やインフルエンザなどの感染症から身を守る効果や、婦人病の治療にも用いられます。
ネトルティーの飲み方ですが、ネトルをティースプーンに３杯、熱湯を注いで５分から７分ほど待ちます。これで四杯は飲めるので楽しんでください♪ちなみにネトルはフランス語でL'ortie (ロホティー)です。ortieは女性名詞なので Laが名詞の前につきますが、母音が前のときはLaからL'に変化してL'ortieになります。味は私は好きなのですが、ちょっと草っぽい感じもします。
Chamomile
言わずと知れたハーブ、カモミール。原産地はヨーロッパです。安眠、リラックス効果が高いハーブです。古代エジプト、治癒の秘薬、最高のハーブとされ、ギリシャでは、熱病や婦人病の治療薬として使われていたともいう素晴らしいハーブ。しかもどこでも手に入るので良いですね。ちなみにフランス語でカモミールは La camomille です。
Echinacea
エキナセアは北アメリカ原産のハーブで、免疫力を上げてくれる素晴らしいハーブです。もうどのハーブも良くてどれがいいか迷ってしまいますね！エキナセアは弱った免疫力を強化し、病気に対する抵抗力を高める働きがあるといわれ、直接ウイルスを攻撃する抗ウイルス作用もあります。 また、根を煮出した液はのどの痛みに、チンキは、感染症、傷に有効です。 ヨーロッパでも非常に人気のハーブで、健康を気遣う家庭はエキナセアは必ず家にあるというくらいドイツ、オランダ、ベルギー、どのビオショップに行ってもエキナセアだけで、タブレット、ティンクチャ―、エキナセアティーといろいろ揃っています。フランス語でエキナセアは l'échinacée (レキナセ) ほぼ一緒ですね。
そして私が一番好きなハーブ、あれ、というか結局全部お気に入りです。
Sage
セージです。地中海原産のハーブでヨーロッパでは言わずと知れたハーブ。口内炎によく聞くと言われていて、ヨーロッパの友人も子供の時に口内炎ができたときにママにセージをしばらく口内炎にあててごらん、と言われたそうです。味は少し苦みがあっていかにもハーブって感じがします。料理にも幅広く使われ、セージが庭にあれば病気になることはない、という言葉があります。ジェニーとアルフォンス祖母の家にも庭にセージがたくさん育っていますが、二人はそれに気づきもしなかったみたい！それぐらい普通に庭に育っているのかな？
セージには風邪・感染症予防、友人が言っていた通り口内トラブル緩和 強い抗菌・抗ウイルス作用を持っている為、セージティーでうがいをすると風邪や感染症の予防になり、また歯肉炎や口内炎などの辛い症状を和らげてくれます。
また、セージには神経を休める効果が高いので、リラックスしたいときにもおすすめです。その他、生理不順改善・更年期症状の緩和 血流を良くする効果があります。またセージは不老長寿の妙薬と言われています。強い抗酸化作用を持っている為、身体の老化を抑え、いつまでも若々しく保ってくれます。セージは妊娠中の方、子供が発熱したときは避けたほうがよいとされているので気を付けてくださいね。フランス語でセージは La sauge (ラ ソージィ) 口をすぼめて発音します。
それでは次回に続きます♪
